Conoris Technologies CEO 井上幸 Inoue Sachi

速報Start-up Now 株式会社Conoris Technologies / 代表取締役 ・ 井上 幸 さん

「業務が効率化・なくなる気持ち良さを世の中へ」をビジョンに、日本企業に存在する業務の効率をプロダクト・サービスで解消することを目指すConoris Technologies。圧倒的な熱量を持ち、周りのヒトをファンにする魅力をもつ、代表取締役の井上 幸さんに6つの質問をぶつけてみました!

1. 創業した理由

私は、新しいもの好きで、何かを「立ち上げる」ことに魅力を感じるタイプでした。父親が工場の技術者として働いていたのですが、新規の工場を作る仕事をしていて、アメリカで現地法人を作り、ゼロから工場を建設して、会社のロゴまで作って、とても面白そう!と思いながら育ったんです。その影響か、自分もリクルートでHRtechの新規事業開発を経験し、パーソルベンチャーパートナーズで投資家として起業家と接する仕事もしていました。そんな中で、やはり自分は新しいことが好き。自分で事業を立ち上げてみたいと思うようになりました。自分が起業して成功できそうな可能性のある分野について時間をかけて探し、これだ!と思った事業で取り組んでいます。

2. プロダクト開発で大変だったこと

現在の事業は、エンタープライズ(大企業)向けのSaaSですが、エンタープライズはサービスに求められる機能要件の難易度が高く、そして複数の企業がやり取りするプラットフォームということも相まってとても複雑です。このシステムを、誰に作ってもらうか、エンジニア探しに一番悩みました。3か月以上かけて探し回った結果、同期でエンジニアだった元同僚にお願いしよう、と決めました。秒速で断られたのですが(笑)、時間をかけてお願いして、必死に口説いて、最終的には本当に最適な人がCTOになってくれたと思っています。

3. マーケットの課題はどこにあるのか?

起業したいと思ってからこの事業に辿り着いた大きなポイントは、「エンタープライズでニッチな領域」であり、「紙やエクセルで処理されている」こと、そして「とても手間がかかりストレスが大きい」ことでした。課題があるのにニッチなことと、エンタープライズ営業を難しく感じる起業家やエンジニアが多いことが分かって、だからこそペイン(痛み)が大きいこの課題が存在し、未だ解決されてないのだと思いました。

4. このマーケットで挑戦する面白さは何か?

課題があって、それを解決する私たちのサービスの話をお客さんに説明すると、「待ってました!」と言って頂いて、本当に嬉しい気持ちになります。「課題があるのに誰もやってない領域って最高!」と言いたくなるくらいですね(笑)。ニッチな分野なのに、手がけてくれている会社があったんだと、期待を込めた具体的な要望を受けると、本当に始めて良かったと思います。

5. 会社の特徴・文化は?

現時点での話になりますが、Conorisは、私とCTOの近藤を始めとしてお互いを尊重する「大人な関係」を大事にする会社でありたい、と思っています。私たちは2人ともそれなりのキャリアがあり、採用する方も20代後半~40代のキャリア採用だったりします。そうすると、みなさんこれまでの経験や自分のスタイルを持っているので、お互いを気遣い、過度に干渉せず、プロとしてやろうというのが良いのだろうと。営業先もエンタープライズですし、大人の対応で常識的に物事を進めて行くことが大事だなと思っています。

6. 作りたい世界は?

私は、大企業ターゲットのエンタープライズ向けSaaSの業界、仕事がとても好きなんです。しかし、日本では海外のようにARR*で100億円が作れる会社などがほとんどない状況です。近しいところではSansan、ユーザベースなどがありますが、海外と比べると数は少ない。そうなると日本の会社は海外のプロダクトを使うことになりますが、価格は高くて日本の実情にフィットしないので、とても歯がゆいです。ですので、まだまだ先は遠いですが、日本のエンタープライズ向けSaaSのスタートアップで、ARR100億円を達成できることを証明したい、Conorisがそれを実現できればと思って、挑戦していきたいと思います。頑張ります!

*ARR ・・・ ARRとは、Annual Recurring Revenueの略で、毎年決まって得られる収益のこと。 SaaS/サブスクリプションビジネスにおいて、最重要な指標のひとつ。

新サービス「Conoris Answer」の無料提供開始と約7500万円の資金調達を発表

【以下プレスリリースより引用】:

ITサービスマネジメント領域のプロダクト開発を行う株式会社Conoris Technologies(旧商号:株式会社ミツカル、所在地:東京都港区北青山2-7-20 猪瀬ビル2階、代表取締役:井上 幸)は、株式会社ジェネシア・ベンチャーズ(代表取締役:田島 聡一、本社:東京都港区)を引受先とする第三者割当増資により約7500万円の資金調達の実施、ならびにクラウドサービス事業者向けにセキュリティチェックシートの入力・管理を効率化する新プロダクト「Conoris Answer」を完全無料にて正式提供を開始しました。

「Conoris Answer」とは(https://www.conoris.jp/vendor

クラウドサービスのセキュリティチェックシートの回答にあたり、過去の回答を簡単に検索・流用できるようにする完全無料のクラウドサービス事業者向けのサービスです。

ご利用を希望されるクラウドサービス事業者様は以下よりお問い合わせください。

https://www.conoris.jp/vendor

【使い方】

STEP① 過去回答したことのあるセキュリティチェックシートや回答例をシステムへアップロード

STEP② 今回回答したいセキュリティチェックシートをシステム上にアップロード

STEP③ システム上にシートが表示され、設問をクリックすることで、過去の回答の中から類似する設問と回答をシステムで自動検索し、画面右側に結果を表示

【特徴】

本業務に特化した専門の検索エンジンを搭載しているため、セキュリティ用語独特の表記揺れや言葉のズレにも対応可能です。セルクリックによる自動検索のほか、手動での検索にも対応しています。

また、検索以外にも弊社オリジナルで設問に対して回答や対応のTIPSも搭載しています。

「Conoris Answer」リリースの背景

弊社は従前より、安心、安全なクラウドサービスの利用のために実施されているセキュリティチェックシートの記入・チェック業務のデジタル化を実現すべく、主にクラウドサービスの発注者側の企業向けにクラウドサービスセキュリティチェック支援サービス「Conoris」を開発してまいりました。

その中でクラウドサービス提供事業者の方々からセキュリティチェックシートへの記入に関する多数のご意見を頂戴する機会があり、「Conoris」利用者ではない企業からのセキュリティチェックシート記入依頼を支援できるサービスを模索した結果、「Conoris Answer」が誕生しました。7月より提供を行っているクローズドベータ版を既に10社以上のクラウドサービス事業者に利用いただいています。

■資金調達について

2022年3月の「Conoris」のベータ版発表以降、想像以上に多くのお問い合わせを頂戴しており、企業におけるクラウドサービスの利用状況とリスク評価の継続的な一元管理の必要性を再認識しました。安心、安全なDXのためには、クラウドサービス発注者と提供事業者双方に対応するプロダクトにしていく必要があることから、開発速度を速め、大きなチャレンジをしていくためにBtoB SaaSのシード領域のベンチャーキャピタルとして名高いジェネシア・ベンチャーズからシードラウンドとして約7500万円の資金調達を実行しました。

今後、雇用形態を問わず、採用の強化を予定してます。

■採用ホームページ:

https://www.conoris.jp/recruit

株式会社株式会社Conoris Technologies

本社  :東京都港区北青山2-7-20 猪瀬ビル2階

代表者 :代表取締役 井上 幸(戸籍名 内山 幸)

設立  :2020年6月

URL  :https://www.conoris.jp/

事業  :ITサービスマネジメント領域の各種プロダクトの企画、開発、運営


「Startup Now」は、スタートアップ界の気になるニュースを独自でピックアップ。
サービスリリース情報から話題の企業を速報でお届けします!
→ 取材ご希望のスタートアップの方は、MENU→お問合せ より

Conoris Technologies CEO 井上幸 Inoue Sachi
最新情報をチェックしよう!