物流スタートアップ、Willbox株式会社がシリーズAで約7億円を調達!成長を支えている3つの特徴 【WITHの視点】

WITHの起業家インタビューシリーズ第11回(2022年2月公開)で取材をさせて頂いたWillbox株式会社が、2022年10月、シリーズAで約7億円を追加調達しました。Willboxの事業は、なぜ順調に階段を登っているのか。前回の取材時に、神(かみ)代表取締役を取材した内容をもとに、その理由を簡潔に分析してみました。

1. 実体験があるからこそ、捉えられた的確な社会課題

Willboxは「国際物流を効率化する」サービス「Giho」を提供しています。国際物流の効率化と言うとシンプルに聞こえるかもしれませんが、国を跨ぐ物流は多くの業者が絡み、通関業務も存在し、運搬する対象の商品も多種多様に渡ります。この国際物流において、具体的にどこに何の課題があり、どう解決すればいいのか、物流業界の外にいる人にはかなり理解し難い分野です。
しかし、Willboxがこの分野にうまくアプローチできている理由は、神(かみ)代表取締役が起業前に物流の会社に勤務しており、国際物流の課題を体感していて、どこにペインがあるのかを的確に、そして解像度高く捉えていることです。その国際物流の課題の中でも、マニュアルで行われており非効率だった「複数の物流業者のマッチング」という課題にアプローチして、ITでマッチングを効率化するビジネスを展開しています。これが、Willboxの大きな強み
になっています。

2. 目標に対するコミットの意識

当社が取材をした際に、神代表取締役は「投資してくれたベンチャーキャピタルのために、物流関わる方々のために、しっかり結果を出さなければいけない」と強調していました。決して言葉だけではなく、そのためにはどういう方法で、どれだけの数の顧客を獲得するか、など常に進捗確認と目標設定を行っている様子でした。実際、インタビューの直後にも「商談の進捗状況を確認しなければ」と神代表が口にしていた状況を見て、数字に対する意識がとても高く、結果へのコミットを貫く会社という印象を受けました。この目標に対する高い意識と結果がここまでの結果に繋がっているのだと思います。

3. Willboxが作り出すカルチャー、オフィスの空気感

Willboxは、「誠実さ」、「真剣さ」を持つ会社だなと、インタビュー時や、NovolBaのサブスク家具の納入でオフィスに訪問した時にも感じました。オフィスでお会いした際にしっかり挨拶してくれたり、気遣いや丁寧さがあって、また上述したような目標に対してしっかりコミットしようという真剣な雰囲気がオフィスにありました。 だからといって固くピリピリし過ぎる空気ではなく、社員の方が神代表にフランクに接したり、冗談を言っている姿も見られます。うまくバランスが取れた雰囲気で社員が仕事をしているように感じて、このようなカルチャーがWillboxの事業を押し上げているのだろうと思わせてくれました。


今回、Willboxに資金調達に合わせてWITHの視点で分析させて頂きました。過去の神代表取締役へのインタビューはこちらになります。(以下)


今後のWillboxの更なる成長と国際物流の課題解決に期待すると共に、折を見て再度取材・リポートしていきたいと思います!

【プレスリリース】

国際物流プラットフォーム「Giho」を運営するWillbox、シリーズAラウンドでSMBCベンチャーキャピタルをリード投資家に総額約7億円の資金調達を実施
https://willbox.jp/posts/OpSxtaVN

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