株式会社grape 立石雄希_大田直樹

Vol.038 株式会社grape / CEO 立石 雄希さん ・COO 大田 直樹さん

第38回は、インターネット広告のプランニングやインフルエンサーマーケティングを手掛ける、株式会社grapeの立石 雄希さん、大田 直樹さんにインタビュー。「新しい価値を創造し続ける」ことをビジョンに掲げ、目まぐるしく成長し変化を続ける世の中で、お客様の最適解を提供しようと奔走するお二人。新サービスである全案件記事付きASP『キジコミ』についてもお話を伺いました。[PR]

立石 雄希  Tateishi Yuki / 代表取締役CEO

1991年生まれ。2016年から広告代理店に勤務。記事広告におけるクライアント向け営業を経験した後、メディア事業の責任者としてASP事業の立上げから事業拡大に従事。
2020年に株式会社grapeを共同創業し、代表取締役を務める。

大田 直樹 Ota Naoki / 取締役COO

1993年生まれ。新卒でTBSグループの中継音声事業に携わった後、広告の世界へ。2018年に株式会社サイバーエージェントに入社。YouTuberやインフルエンサーなどのキャスティングや、ビジネスパーソン向け「新R25」の広告運用に従事。2020年に株式会社grapeを共同創業し、取締役を務める。

誰もが一度聞いたら忘れない社名に

NovolBa神成:まず社名がとってもシンプルで良いなと思ったのですが、なぜ「grape(グレープ)」という名前にしたのですか?

grape 立石:会社名を考える時は、覚えやすくて一度聞いたら忘れない、シンプルな名前が良いと思っていました。最初は造語や響きの良い英語名で案出しをしていたのですがどれもしっくり来ず、某世界的有名企業のフルーツの名前からインスピレーションを得て、グレープ(grape)という社名に決めました。一度で必ず覚えてもらえて、とても気に入っています。

神成:確かに一度聞いたら忘れません。さすがは広告業界のお二人が考えた社名ですね。創業に至るまで、どのような経緯があったのですか?

立石:私は前職の広告代理店で約6年勤めて、ASP事業の立上げと責任者になり5名の部下を抱えるまでになっていました。役職が上がり経営層と話をする機会が多くなるうちに、「自分で会社を経営してみたい」と思うようになりました。もちろん当時は会社や部下への想いと責任もあったので、なかなか踏ん切りがつかず少し時間はかかりましたが、最後はやってやろうという気持ちが勝ち設立を決めました。

職場の先輩後輩として出会った二人が共同創業

神成:立石さんと大田さんは共同創業者ですが、お二人はどちらで知り合ったのですか?

grape大田:以前働いていた広告代理店で出会ったことがきっかけです。入社当時私は新たに立ち上がったばかりの部署にジョインすることになったのですが、たまたま私の上司が立石の所属していた部署と兼任をされている役員の方でした。その方が入社前の懇親会を開いてくださり立石もその会に呼ばれていてそこで初めて出会いました。
その懇親会のことは緊張して何を話したのかなど覚えていませんが、新規事業ということもあり、これから決めていく議題についてなど様々なことを上下関係なくそれぞれの意見を尊重して話し合える、とても温かいメンバーの部署だなと思ったのを覚えています。

立石とは部署は違ったものの、懇親会を機に業務の相談に乗ってもらったり、頼りになる存在でした。

神成:お二人は同じ会社には在籍していたものの同じ部署で仕事をしたタイミングがあったというわけではないのですね。それが数年後に共同創業することになるとは…

立石:その頃は身近に会社を興した人もいなかったですし、まさか自分自身が創業をするなんて考えてもいなかったのですが、自分たちには挑戦してみたい事業やサービスがあり、それを実現させるために会社を設立することを決意しました。今は毎日がとてもワクワクしています。私たちにとってあのタイミングで起業したことは、大きなターニングポイントになりました。

大田:私は立石とでなければ絶対に起業することはなかったと思っています。立石は知れば知るほど深みがあり、自分とは全く違う視点で物事を考えられる人なので、足りないところを補い合えていつも刺激をもらえています。

変化を恐れず、がむしゃらに挑戦を続ける

神成:お仕事や顧客と関わる中で、お二人が大切にしている哲学のようなものはありますか?

立石:代表として活動する中で、ここ数年でガラっと環境が変わりました。2022年に社員を採用してからは、モチベーションアップやプライベートとのバランスなども大事になってきました。最近は相手の心を感じ取ることを課題にしていて、心理学の本などもよく読んでいます。
哲学で言えば「欲に忠実でいたい」と思っています。仕事ってやらなくても暮らしていけるならやりたくない、という人が大半じゃないかな、と。私はイヤイヤ仕事をするのも、やらされるのも嫌なので、何でも楽しんで挑戦したいです

大田:私は「今思い描いているものをきちんとと形にすること」を意識しています。頭の片隅にあるアイデアでも、今度やれば良いやと先延ばしをしないこと。
来年には30歳という節目を迎えるので、20代を振り返った時に「あの時頑張ったことが今に繋がっている」と1つでも多く思えるよう、失敗を恐れず挑戦をしていきたいです。

そして、広告業界は日々目まぐるしく情報や流行が移り変わる業種だからこそ「変化しないものは淘汰されてしまう」ということを考えています。相手目線やユーザーから見て少しでもプラスになることであれば変化して試してみる、ということを個人的にも弊社のサービスにも意識することが増えたと思いました。

記事型広告を完全成果報酬型で。新サービス「キジコミ」リリース

     

grape-キジコミ

神成:最後に、今後の展開についてお聞かせください。

立石:記事型広告に特化した、今までありそうでなかったアフィリエイトサービス『キジコミ』をリリースします。簡単に言いますと「全掲載案件に、当社で作成した記事がついてくる」というものです。
当社がメディアさんやアフィリエイターさんとお取引する中で「案件は実施したいが、記事を書くリソースが足りない」、「知識や知見がない案件だと、記事が書きにくい」といった悩みを聞くことが多くありました。案件実施のネックになっていたのは「記事制作」だったので、そこまで請け負うサービスを作ったのです。

神成:確かに!正しい情報を読みやすい記事にするのって、意外と時間がかかりますし大変ですよね。
grapeさんは女性向けの化粧品やコスメ分野に強いと思いますが、薬機法のチェックまでお願いできたりするんですか?

大田:はい、業界経験者や過去に実績のあるライターを揃えているので、法令を遵守した質の高い記事の制作と提供が可能です。登録自体は無料の完全成果報酬型なので、完成した記事をもとに運用者さんが案件を実施いただくことで、時間もコストもリスクなく売上アップを見込めるようになります。

神成:具体的にどういう方が利用するイメージですか?

立石:もっと獲得数を上げたい、クリーンな形で記事型広告を展開したい、そんな広告主様には自信を持ってオススメします。
広告の規制が厳しくなっていく中で、クリーンな広告で売上アップに繋げるのに苦労されている広告主様が増えていると感じているので、広告効果を最大化できる『キジコミ』はぴったりだと思っています。

神成:クライアント側からしても、取引先が増えると実際回している広告のチェックなども、かなりの工数になってしまいますよね。それが集約できるのは安心ポイントですね!

大田:せっかく記事を書いても、思うように訴求できず効果が上げられていない、といったAD広告のメディア・アフィリエイター様にも、積極的に弊社サービスを活用いただきたいと思っています。
リソースを最大限に減らして気軽に案件実施ができると思いますので、売上アップのチャンスを増やしていけるよう、全力でサポートさせていただきます。

神成:高いクオリティの記事で広告を依頼したいクライアントさんや、記事作成のリソースに困っている運用者さんにとっては、かなり痒いところに手が届くサービスになっているのですね。

本日はお時間いただきありがとうございました!

会社情報

株式会社grape
設立:2020年9月2日
代表者:立石 雄希
事業内容:インターネット広告、インフルエンサーマーケティング、スマートフォンアプリ開発
主要取引先:グーグル合同会社、Facebook.Inc、LINE株式会社、スマートニュース株式会社 他
会社URL:https://grape-inc.jp
キジコミURL: https://kijicomi.com


取材日:2022年9月15日
インタビュアー・文:神成 美智子
写真:原 康太

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